カテゴリ:修羅場

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969: 名無しさん 20/06/17(水)11:04:00 ID:Is.tk.L2
取引先で打ち合わせした帰り、ちょうどお昼どきだったんでその社の仲いい社員と少し雑談した。
カップヌードルは何味が好きかというたわいもない話題。
四人いたうちシーフード派が二人、ノーマル一人で、私はカレー派と答えた。
そしたら取引先の、あまり知らない男性社員に
「あなたってそんな人だったんだね。今日の会話ですごく好感度が下がった。
その年でカップ麺食べるとか大声で言わない方がいいよ。しかも女がカレー味って…恥ずかしくないの?」と。
まあ百歩譲って「女がインスタント麺なんて!」って人がいるのはわかる。
共感はしないが「女=料理」という旧態依然とした考えの人はいるだろうから。
でも「女がカレー味って…恥ずかしくないの?」にたまげた。
いやカレー好きに年齢性別の区別はないでしょ。インドやパキスタンの女性に同じこと言えんの?
あなたのカーチャンはカレー作って食べないの?と色々言いたかったが、めんどくさかったんで「はあ、どうも」とだけ言って離れた。
その態度も気に食わなかったみたいで、背中越しにもう一度「女がカレー味とか…」って言われた。
「女がカレーを好きだと恥ずかしい」なんて意見、生まれてはじめて聞いたわ。衝撃。
彼氏に「私がカレー好きなの変だと思う?」ってメールしたら催促だと思われたみたいで
カレー作ってもらえたのはラッキーだったが。

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948: 名無しさん 20/06/15(月)19:01:52 ID:6w.ke.L1
去年、他県で暮らしている兄Aが自殺未遂したって内容で、書きたいことだけ書いたメールが母親から入ってた。
仕事終わりにそのメールを見てビックリ!
すぐに搬送先を聞くメールを母親へ送ったけど、母親から返信がなかった。
母親のメールをよくよく読むと、警察のお世話になっているっぽい?と思ってAが住んでいるところの警察署へ電話してみた。
「今朝兄が自殺未遂したみたいで、搬送先を知りたいんですけど、こういうのって教えていただけるんですか?」
確かこんな感じで電話したと思う。

電話に出た人がまずAと私の個人情報を聞いて、間違いなく妹だと伝えてお互いに私はAの妹だと確認した。
それなのに、担当の刑事さんに電話が繋がると
「Aさんのお姉さんということでよろしいでしょうか?」
て聞かれた。
「いえ、妹です」
て答えたら、刑事さんは困惑を隠せないでいた。
一瞬、何に困惑しているのか分からなかったけど、すぐにピンときたからこう答えた。
「兄は妹がいるのに妹萌っていう気持ち悪いアニヲタなんですよ」

一応説明すると、アニヲタの世界には◯◯萌っていうのがあって、その中に妹萌っていうのがある。
妹萌は、実際には妹がいない人(末っ子や一人っ子)が妹に幻想を抱いて妹キャラを愛でることが多いとされている。
何故なら、妹持ちの人は「こんな妹、現実にはいねーよ!」て気持ちが芽生えるからだってどこかで読んだ。

おそらく刑事さんもその情報を持っていて
「Aさんの妹から電話?妹萌だからお姉さんの間違えか」
て気持ちで電話に出たから混乱したんだと思う。

警察もそういう知識を持っているんだなって衝撃を受けたと同時に、っぱり兄は気持ち悪い人なんだなって再認識した出来事だった。

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923: 名無しさん 20/06/08(月)23:41:24 ID:sJ.fy.L1
猫の知識がない人には虐待に見えるのだなと衝撃を受けた話。
うちの猫は生まれつきしっぽが短い雑種の子。5cmくらいの長さで、普通の猫より太さがあるしっぽ。
ある時友達にうちの猫を紹介した時、「しっぽちょんぎったの?!虐待?!」て騒がれてびっくりした。
全力で否定して生まれつきだと説明して納得してもらったけど、その子は動物を飼った経験が無かったから、猫=しっぽが長い生き物というイメージだったのかな。

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935: 名無しさん 20/06/12(金)20:42:48 ID:ad.ux.L5
もう30年ぐらい前の古い話だけど。
うちの姉が結婚して2年目に中古の戸建てを買った。
子供が生まれて、それまで住んでたアパートのお隣さんが神経質な人で
そんなに泣く子でもないし、夜泣きもしない子なんだけど
昼間ちょっと泣いただけでも壁ドンやられて、割と神経の太い姉だけど参ってしまって
そんな時にまだ築2年の中古物件を見つけて見学に行ったら気に入って~って流れだったそうだ。
築2年で売りに出した理由は一応聞いたらしいが、
「旦那さんが転職して地元に帰ることになったらしい」と言われ
100%信じたわけじゃないけど、人が死んだんじゃないならいいかと思ったそうだ。
ところが2階から階段で下りる時に、どういうわけか姉だけが何度も落ちるらしい。
姉によるとそういう時は決まって首筋がゾワっとするんだって。
週に1、2回落ちるので絶対何かあると思うんだけど、義兄はそんなことはないらしい。
姉は学生時代新体操をやっていて、こんにゃくみたいに身体が柔らかいから怪我もしてないんだけど
とにかく気持ち悪くて一度階段の下から写真を撮ったそうだ。
そしたら「チェンジリング」って映画のポスターみたいな写真が撮れた。
アンジェリーナ・ジョリーの映画の方じゃなくて、ホラー映画の方。
姉はその映画のポスターが気味が悪くて覚えていたらしくて、
現像して出来上がった写真を見てゾッとしたらしい。
私も見せてもらったけど気持ち悪かった。
あんなの見せられたら姉の家に遊びに行っても階段で上を見られないよってぐらいだし
まぁ元々二階に用事があることもないから上がったことないけど
でも階段の下を通る時も上を見られなかった。怖くて。
それでも義兄は霊とか超常現象とか全く信じない人なので相手にして貰えなくて
それで姉も覚悟を決めて階段を使う度に「来るなら来い!絶対負けない!」って心の中で叫んで
ゾワっとして階段から落ちても「平気だもんねー!」って続けていたらしい。
そしたら徐々に回数が減って、一年ぐらいで何もなくなったそうだ。
最後まであれが何だったのか分からなかったんだって。
その姉、50になって直ぐに病死したんだが、お通夜の時に義兄がふいにその事を思い出したらしくて
「あいつが出てきても俺、気付かないのかなぁ・・・」って言ってて、ちょっと涙出た。

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938: 名無しさん 20/06/13(土)19:02:28 ID:sv.cp.L1
市内に子供たちの安全を第一に、と行動していた男がいた
学校ボランティアの見守り隊などには参加せず一人で動いていた
市議会議員選挙にも出ていた(当選はせず)
子供がいるとも結婚しているとも聞かずなぜ活動しているのか分からない男だった
子供の安全が守られないならイベントを中止すべきだと声高らかに訴えていた
不審者対策に小学校の運動会に地域の人の見学を中止、学校行事にカメラ持参禁止(保護者でも)
PTA、教師の校区の見回り活動の強化などなど
市の行事にも子供、大人別にして行うべき
あまりにも過剰というか異常な発言ばかりで賛同者は現れず変人扱いされていた

そんな男が女子小学生のつきまといで逮捕された
警察の調べで夜道を一人で歩いていたので心配になって声を掛けたが気づかれなかったので一緒に家まで送って行くつもりだったと言ったらしく
女の子が近所の店に駆け込んで通報され御用となったようだ

男は事件が起きてからでは遅い、もし自分の身内が被害にあったらどうするんだと選挙の時に演説していた
自分が事件を起こすとは思わなかったんだろうな
正義感はあったのかは分からないが少なくとも賛同者を増やして市民に活動を認められてから行動を起こすべきだったと思う

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888: 名無しさん 20/05/30(土)13:04:11 ID:4H.ah.L1
大学出たてのOL時代、男性5人女性1人の地方営業所で事務やってた。
大学時代から美術館巡りの一人旅が趣味だったんだが、当時の私は危機管理能力が少々低かった。
昼休みに、旅行することや行先を聞かれるままに話してしまった。
行先は信州安曇野だったんだが、もう3回目なことや
すごく気に入ってる〇〇って宿があって今回もそこに泊ることも話してしまった。

宿は民宿で、食事は大広間で宿泊者全員一緒なんだが、夕食の時間がきて広間に行ったら
突然「苗字+ちゃん」で呼ばれて、声の方をみたら先輩Aがいて手招きされた。
ビックリしてとりあえずAの方に行ったら
「ここに泊るって聞いたから僕も来ちゃった。一度私ちゃんと旅してみたくてさー」
って言われて、背中がゾワゾワゾワ・・・。
Aは30代後半の独身で、入社して一ヶ月後ぐらいに交際を申し込まれたことがあった。
でも断って、それ以降は仕事以外で私語を交わしたことは殆どない。
「すみません、私一人旅を楽しみたくて来たので」と言って
自分の指定されたテーブルに向かった。
そしたら「一緒に食べようよう。こっちにおいでよう」って言われて
周りの人もなんかこっち見てるし、すごく恥ずかしかった。
宿の人が「お料理、向こうに移しましょうか?」と要らぬ気を利かして言ってきたが
丁重に断って自分のテーブルで黙々と食べた。
楽しみにしていた料理なのに味わうどころじゃなくてムカついた。

食後、部屋から電話をかけておかみさんに部屋に来てもらって
事情を話し、怖いので申し訳ないけど別の宿に移りたい。
もちろん宿代はお支払いしますが、その様子をAに見られたくないので
お部屋で清算させてくださいと申し出た。
そしたらおかみさんが機転を利かせてくれて、
Aさんは貸切風呂を予約してるので、お風呂に入ったらお知らせに上がります。
その隙に出られた方が・・・と言われ、その後おかみさんの暗躍のおかげで宿脱出。
翌日もいくつかの美術館を見る予定だったが
こうなると待ち伏せされてるかもって被害妄想も出て怖くて
以降の予定を諦め、諏訪市のビジホをじゃらんで予約して夜の高速を走った。

休み明けに出社したら、Aは明らかに怒っていた。
こういう時、他に女性がいないのがちょっとこたえた。
母に相談したら「そんな気味の悪い人のいる会社辞めなさい」って言われて
あ、辞めるって選択肢もありなんだとホッとして退職を決めた。
辞める時に所長にはその事を話したが、Aさんに対して所長がどう対処したかは知らない。

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852: 名無しさん 20/05/19(火)02:50:17 ID:5c.bq.L1
夕方くらいに息子が言ってた
某流行の漫画の最終回で男女カップルの子孫が出てきたので
同じクラスの腐女子がめちゃくちゃ怒ってるという情報がSNSで回ってきたらしい
息子は「あいつら一体何を読んでたんだよ」と笑ってた


それ聞いて昔の記憶がよみがえって気持ち悪くて眠れないので
長いですが吐き出させてください。
要約すると「知らないうちに腐女子のもめごとの片棒担がされていた話」です


あれはオフ会とか個人サイト全盛期の頃です
当時、私も好きなアニメのファンサイトとかで交流しておりオフ会にも参加するようになりました
会合場所はたいていオシャレなカフェで私は完全にのぼせあがっていました。

オフ会の中心にはいつもAさんという人がいました。
Aさんはジャンルの古参でサイトで作品を批評していてそれが大人気
いつも周囲からもAさんAさんとちやほやされていました


Aさんは腐でした
私が今まで会ってきた腐の人はたいていすごく太ってたり服装に無頓着だったり
またすごく失礼な事を言う人ばかりでした。
以前別のオフ会で出会った腐の人は私が既婚者と知ると嫌味を言ってきたりして
そんなわけで私は自然に腐の人が苦手になっていましたが
Aさんも既婚でスリムでキリっとした顔、博学で神と崇められいつも輪の中心にいました
こんな人もいるんだ、と思いなおしました。


オフ会の参加人数はだんだん増えてきましたが、次第にいわゆる困ったさんというか、KYな若い人も増えてきました。
その中でも特に困ったさんがBという子でした。
かなりKYで失礼な発言の多い子でしたが
それでも若い子達にちやほやされているときのAさんはとても楽しそうでした。


ある日いつものようにオフ会に行くと、Aさんが目を真っ赤に泣きはらして泣いていました
いつも冷静でインテリなAさんがまるで某号泣会見のようで、周りの取り巻きの人はAさんAさんと世話を焼いています
驚いた私は事情を聞くと「Bの奴が…」と言って号泣
大の大人を、私達のAさんをこんなに泣かせるなんてBは何をした!とみんな燃え上がりました
Aさんは叫びました「私の芸術を侮辱した!!」

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860: 名無しさん 20/05/21(木)11:35:06 ID:sd.mw.L1
数年前、結婚を考えてた彼氏に服役中の兄がいた。
元彼と元彼両親からは一人っ子だって聞いてた。
自宅のポストに怪文書みたいな密告文が届いて、最初はただの中傷だと思って無視してたけど
二通目が届き、気持ち悪くなって親に相談した。
「念を入れて調べよう」ということになり、興信所入れたら密告文の通りに服役中の兄がいた。
罪状は強姦致傷。初犯じゃなかった。
二度目の逮捕で裁判になり、執行猶予がつき(なぜ?)執行猶予中に三度目の逮捕で実刑。
正式に婚約はしてなかったが、寸前だったから両家の親+弁護士入れて話し合って別れた。
それはもう終わった話なんだけど、最近実家に元彼の母親から手紙が届いて、あの時の密告文がなんと元彼の母親が出したものだと書いてあって驚愕した。
元彼の兄の出所前に離婚して、今は離れた地にいるそうだ。
私が不幸になるのを見過ごせなかったんだって。
リターンアドレスは書いてなかったから、たぶん二度と会わないし連絡もないんだろうけど、感謝してる。
犯罪者を育てたのはこの人でもあるんだけど、自分なりに責任とろうとしたのかなって。
なお元彼がどうなったのかは書いてなかったらわかりません。

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882: 名無しさん 20/05/27(水)17:39:10 ID:sy.3e.L4
嫁と嫁のアルバム見てた
小学生の時ディズーランド行った時の写真だよって見せてもらったら、なんか見覚えがあるTシャツのおっさんが背景に写ってた
よくよく見たら俺の父親だった
同じ日に俺一家もディズニーに行ってて、偶然嫁一家の記念撮影に親父が写りこんでた
めちゃくちゃびびった

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835: 名無しさん 20/05/16(土)13:38:55 ID:wY.3g.L1
私が中学生の時、生徒全員の血液検査があった。
クラス毎に保健室に呼ばれ出席番号順に採血されるんだけど、私は元々かなり血管が見えにくいらしい上に看護師さんが上手じゃなかったのか三回くらいやり直されて
フラフラするかもしれないからしばらく保健室のベッドで横になってなさいと言われたので、カーテンを引いたベッドで横になっていた。
私は出席番号が後ろの方だったのですぐに自分のクラスが終わり次のクラスの番になり、寝ちゃダメだしすることもないしボーッとカーテンの外の音を聞いてたんだけど、ある女子生徒が呼ばれると保健室内に
「やぁだぁ~恐い~やりたくない~!!」
と泣き叫ぶ声が響いた。
カーテンがあるので何をしてるかはわからないけど、その女子生徒(以下A)が採血が恐くてゴネてるらしく、看護師さんが笑いながら大丈夫よ~すぐ終わるわよ~と宥めたりAの友達がAを励ましたりする声が聞こえてくる。
Aは暫くギャン泣きでやだやだとごねていたけど、Aの友達が「ホラ、頑張ってBちゃんに会いに行くんでしょ!?褒めてもらうんでしょ!?」と言うとまだグスグス言いながら「うん……Bちゃんに会いたいからがんばるぅ……」と言ってやっと採血を受けたようだった。
なんだった今のは……と呆然としてたら看護師さんがカーテンを開けて「大丈夫?目眩とかないようだったらそろそろ教室戻っていいよ。」と言ってくれたのでそのまま自分のクラスに帰った。

その日の放課後、部活中に自分の先輩に今日こんなことがあってびっくりしましたよ~って感じで話したら先輩が
「それってもしかしてAって子じゃない?今日の休み時間その子がうちのクラスに来て『Bちゃ~ん!A注射恐かったけどがんばったよ~!』ってBに抱きついてて、Bが苦笑いしながらがんばったね~って褒めてたよ」
と笑いながら教えてくれた。Bって名前に聞き覚えがなくて誰だろうと思ってたけど、一学年上の先輩だったらしい。

小学校中学年くらいまでならまだしも、中学生が採血が恐くて泣き叫ぶって衝撃だったし、私がベッドにいることはカーテンが閉まっててわからなかったにしろ
自分のクラスの人間が保健室までの廊下にズラッと並んでる中であんなこと出来るっていうのも衝撃だったし、三回もやり直された私はどうなるんだよとちょっと思った。
あと小学生の時、私がAと慰めてた友達+αにちょっとイジメられてた時期があったから、私にギャンギャン強く当たってきてた女が中学生にもなって注射恐いって泣き叫んでるのもびっくりした。
今日病院で採血されてる時に急に思い出した思い出。

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721: 名無しさん 20/04/13(月)18:28:53 ID:rh.lj.L2
私が幼い頃、母からよく
「あなたはお医者さんに4回も『この子はもうダメです』って言われたのよ」
と言い聞かされていた。
殆どが物心ついてない頃に起きたことなので順番はよくわからないんだけど
1.喘息の発作が薬を吸入しても収まらず、意識を失ったとき。
2.40℃の熱が出て病院に担ぎ込まれ、全身を氷で冷やされても一向に熱が下がらなかったとき。
3.入院中の夜中、鬱陶しかったのか自分で点滴のチューブを引き抜いてしまい出血、運悪く隣の簡易ベッドで寝泊まりしていた母が朝起きるまで誰にも発見されず出血多量になったとき。
4.これは覚えてるんだけど、入院中夜中に目が覚めてしまい隣を見ると簡易ベッドに母がいなかった。
周りを見回すと病室の向かいのトイレに明かりがついてるのが見えて、幼かった私は明かりがついてる=人がいる=母がいると思ってベッドから身を乗り出した所で記憶は途切れてる。
身を乗り出してそのままベッドから落ち、病院の固い床に頭を打ち付けたらしい。
上記の4回共に母は医師から「この子はもうダメです。助かりません。」と言われたらしいのだが、毎度毎度私は回復して生き延びたので、この子はそういう星の元に生まれたんだと思った父母。
だからあなたの名前には「生」という漢字が入ってるんだよとしょっちゅう言い聞かせられていた。
確かに私が小さい頃の記憶のほとんどは病院でのものだったし、大人になった今でも手には大量に点滴の痕が残ってるし
幼稚園に入る頃には喘息の吸入器を携帯用も据え置きタイプのものも自分一人でも使えるように叩き込まれていたし
体を悪くして入院したときも、年に一度の検査入院のときも、落下防止のためか私のベッドにはガチガチの柵が取り付けられていた。

その事はいつも母と二人きりの時に言い聞かせられていて、なんとなく他の家族とは話したことがなかったんだけど、小学校中学年くらいのときにふと父に
「私って、小さい頃4回も死にかけたんでしょ?だから名前に生って漢字が入ってるんでしょ?」
と聞いたところ、目を丸くした父に
「えっ?違うよ!5回だよ!」
と言われて仰天。

父曰く、母から語られなかったもう1回は、母が私を出産して取り上げられたとき、なんと私を抱えていた看護師が手を滑らせて私のことを床に落とし、生まれて数分で死にかけたらしい。

赤ん坊落とすって何事だとか、5回も死にかけて特に後遺症や障害も残らず生きてる自分が信じられないとか、色々と衝撃的だった。
母がそれを出産直後なせいで記憶になくてそもそも知らなかったのか、それとも生まれた直後に落とされたのよなんて可哀想で本人に言えなかったのかは、私が小学2年生の時に母が亡くなってしまったのでわからない。
あと聞いた当時は子供で何も思わなかったけど、大人になってから当時の賠償金とか慰謝料とかその看護師の処遇、病院の対応なんかが気になってて、父に会ったら聞こうと思ってるのに毎回忘れてしまってる。

余談だけど、その話を私にした後、ニコニコと笑いながら
「いやぁ、もしもあの時お前が死んでたらあの看護師殺してたよ!」
と言い放った父も中々に衝撃的だった。

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760: 名無しさん 20/04/26(日)12:22:35 ID:VL.7t.L1
長いです。

タロット占いで小遣い稼ぎを始めたA男が自滅したこと
A男は心理学を少しかじっていて、占いを始めオカルト系のことは一切信じない人だった
A男が言うには心の弱い人間ほど物事を都合よく解釈する。タロットにはそれぞれのカードの名前、絵柄、色、出した時の方向にさえ意味があると言われているけど、結局は占い師がそれっぽく読み解いて伝えるだけ。
顧客はこれまた占い師の言葉を自分の頭の中で都合よく変換するから、結局相手がどのタロットを選んでも当たっている風に聞こえるらしい
「あんなカードなんかでこの先の人生が分かったら誰も苦労してねーよww」といつも笑ってたから、A男が占いを過信していないことは明白だった
けど、相手を信じさせる一環で相手にA男自身を占わせるようになってからおかしくなった
相手に占わせるといっても、A男が言葉巧みに誘導して正解に導くから、結局はA男が主導権を握っている
大半はA男の思い通りに誘導されて「すごい!」となるのに、馬鹿なのかA男の誘導を真逆にいく客が一人いたらしくて「本当に頭の悪い奴で鬱陶しかった」と言ってたのは覚えてる
頭が足りなさすぎる客に苛ついたのと、客のタロットの読み方が気に食わなかったらしく、そういう馬鹿な客を上手く誘導して信じさせるためにも練習として自分自身を占うようになった
最初は過去について占う事から始めた。自分自身の過去なんて答えが見えてるから、その正解にすり合わせてタロットを読み解く練習
次に分かりきっている未来。明日仕事で〇〇に行くというような予定をタロットの絵柄に上手くこじつける
A男には片思いの女性がいて、その女性と何日後かにデートに行く約束をしていたから、それを占ったりもした。けど、占いが外れたらしい。女性がデートをキャンセルした
最初は自分もまだまだだなあと思うだけだったらしいけど、練習に使ったタロットをもう一度見ると「予定がキャンセルになる未来」も見て取れた気がした
以降、自分自身にたいする占いを頻繁に外すようになった。A男の以前の主張だとタロットなんて捉えようだから、正解も不正解もないと思うんだが

勉強がたりないと思い、街角のタロット占いの店で初めて他人に占ってもらったA男。片思いの女性との恋は実らない事、仕事がうまくいかない事が分かった
同時にA男は自分の引いたカードで真逆の鑑定をしていた。どんな絵柄でもそれっぽく読み解く練習。前のデートはキャンセルになったけど女性とはいい感じだったし、仕事も昇進が決まっていたから、占い師の話は気にしてなかったらしい
だけど女性には別の彼氏ができて、昇進は白紙になり、結局占い師の鑑定が当たった
A男はそれ以降も絵柄を読み解く練習で色んな占い師のもとを訪ねるようになった
A男の話を聞いた限りはA男自身の鑑定の方が当たる比率が高いのに「いつだって占い師の方が正確だ」と言う
最初は練習や勉強のはずだったが、そのままトントン拍子に占いにのめり込み、ネガティブな鑑定結果ばかり信じて、たまにそれが当たってしまうと異様なほどに落ち込み
それを何度も繰り返し、占い代で貯金をすり減らし、数万円程度だが借金もし、そんな時に占い師に金銭感覚に注意という鑑定を貰って心が折れて、鬱になり、退職し、引きこもりになった

そのあたりで疎遠になったから今はどうしてるか知らないけど
どちらかといえば陽キャな部類でA男のインスタはいつもテンプレのようなキラキラ具合だったんだが、それもぱったり更新が途絶えてる
人って小さなきっかけで簡単に壊れてしまうんだなと衝撃だった

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703: 名無しさん 20/04/05(日)21:17:44 ID:0i.mk.L1
かなり昔の話だから曖昧なのはご容赦ください。あと少々流血注意。
私が5歳だった時のある日、1歳半の妹を連れて家族4人でデパートに行った。
買い物途中、父がトイレに行き、私たちは吹き抜けのそばにあるベンチで休憩。
よちよち歩く妹を母が少し後ろから追って見守り、私は座って荷物番をしてた。
まわりのお年寄り達が、そんな妹たちを微笑ましく見てた気がする。
そしたら、大柄の女性(に見えたけど後に男性と分かる)が、妹にスタスタ近づいた。
そのままひょいと妹を持って吹き抜けに投げ込んだ。
飛んでく妹の、きょとんとした顔をよく覚えている。
直後にとんでもない悲鳴が聞こえて(多分母やまわりの人の?)、そこから私の記憶は曖昧になる。
何が起こったのかわからず、私はその場に凍りついていたらしい。
気付いたら私の母が見たことない形相で、そのおかっぱ男を殴り倒していた。
母はどちらかというと細身で病弱で、怒るときだって声を荒らげず淡々と叱るタイプ。
そんな母が巨神兵がビーム撃つときみたいな顔で絶叫しながら大人の顔面にパンチを叩き込む光景は、今も忘れられない。
このとき、親切な人が私をずっと抱き締めて、ついでにストールだったか上着だったかを体に巻いてくれていた。
どうやら私はあまりの恐怖とショックでおもらししてたようだ(あまり覚えてない)。
そのあとは記憶が飛んで、病院で腕に包帯を巻いた母が、父と一緒に妹を挟んでワンワン泣いてるシーンを見た気がする。
何が起こったか、その後どうなったかは、当時は何も分からなかった。
ただ、空を飛んだはずの妹が、かわりなく元気に自分の横にいるので、ずっと怖い夢を見たんだと思ってた。
最近、父母が詳しい話を教えてくれた。
妹を投げ込んだ男性は知的障ガイ者で、本当になんの理由もなく衝動的に犯行に及んだらしい。
鬼と化した母に顔面を殴られ、かなりの怪我をおったとか。
母も、拳に相手の歯が刺さったり指や腕の骨を折ったりと大怪我だった。
今も母の右手には少しの障害が残っている。
吹き抜けから投げられた妹は、幸い高さが2階だったのと、真下にあった荷車型のアクセサリー販売所の布屋根に着地して、奇跡的に無傷。
ただ大変だったのは事後処理で、ここは父母も言葉を濁していたが、どうも相手には何か評判のよくない人権団体みたいなのがついていたらしい。
妹も無事だし、母も相手に危害を加えているしで、色々あって示談になった(今じゃ考えられない気がする)。
線の細い母が、自分の腕を折るほど激昂したのはなかなかに衝撃だった。
母本人も頭に血が昇って無我夢中だったと言っていた。
もちろん暴力は誉められたものじゃないが、母は強しというか、子どもへの想いに改めて尊敬と感謝の念を抱いた。
ちょうど私の産んだ子が1歳半になるので、歩かせるときは色々な意味でまわりに注意しようと思う。