転載元:http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1339062156/
531 : 名無しさん@おーぷん 2016/01/26(火)15:42:11 ID:aUp
もう10年近く前の話になるけど不覚にも実の祖父に惚れそうになったよ
我が家の母親はやたらと姉に厳しかった
傍から見ても姉はそれなりに勉強して真面目に中学生やってたのに、
母は学業から日常生活に至るまで姉に過剰な目標を課していた
家にはいつも母の怒鳴り声と物に当たる音が響いていた。
自分も巻き添え喰らって宿題を破られて次の日先生に叱られたことがある
門限や娯楽も姉だけ妙に厳しかったな
ある日、いつもの如く母の発狂に付き合っていた姉が
憔悴しきった顔で部屋に戻ってきた
我が家の母親はやたらと姉に厳しかった
傍から見ても姉はそれなりに勉強して真面目に中学生やってたのに、
母は学業から日常生活に至るまで姉に過剰な目標を課していた
家にはいつも母の怒鳴り声と物に当たる音が響いていた。
自分も巻き添え喰らって宿題を破られて次の日先生に叱られたことがある
門限や娯楽も姉だけ妙に厳しかったな
ある日、いつもの如く母の発狂に付き合っていた姉が
憔悴しきった顔で部屋に戻ってきた
「あいつは私に当り散らしてストレス解消してるんだ。
私がいなくなったらどうなるか楽しみだわ」
と吐き捨てた姉に
「なら一度出ていってみれば?手頃な復讐にもなるし、
上手く事が運べば現状を打開できるかもよ」
と提案してみた
姉は本当に出ていった。僅かなお小遣いと服をリュックに詰めて窓から飛び出していった
姉には申し訳ないけど何が起こるかちょっとだけ楽しみで、ドキドキしながら母には黙っていた
フロに入ってさぁ寝ようかというタイミングで祖父母から電話がかかってきた。
姉を保護してるから来い、とのこと。
母にしてみれば寝耳に水だよね。祖父母の家は徒歩20分程度だったから、
夜中だったけど喚く母を宥めて祖父母の家に向かった。
祖父母の家には俯いて座る母と、いつもだったら寝ている時間なのに起きている祖父母がいた。
畦道に座り込んでいた姉に近所の役員が声を掛けて家に送り届けようとして、
家に帰りたくなかった姉は祖父母の家の住所を教えたらしい
大体の事情は姉から聞いていたようで、祖父は姉の発言の真偽を母に尋ね始めた
全て本当だったけど、次第に母の声は小さくなって発言には言い訳が混じり始めた。
「恵まれている状況を当たり前だと思ったら人は堕落する!」
と母が言い訳すると、祖父は台所に行った
戻ってきた祖父は包丁を持っていた。
状況を呑み込めない我々が茫然としていると、祖父は包丁を母に突き付けた
誰もその場から動こうとしなかった。
今から考えれば自分も大概だったと思う。まぁシんでもいいかなとか考えていた。
悲鳴をあげた母に祖父が淡々と諭したことが、今も心に深く残っている
うろ覚えで悪いけど
「夫が妻をなぐるもの、親が子供を餓シさせるのも、
嫁を義理の両親が酷使するのも、強※された女が責められるのも、昔は仕方のないことだった
今は違う。稼ぐ夫に負い目を感じたり、親の顔色を窺って怯えて過ごしたり、
なぐらないでくれてありがとうございます、
酷い目に遭わさないでくれてありがとうございます、
と義理の両親に媚びたり男にへつらう必要もない
人が人である限り、誰もが当たり前に穏やかな生活と幸せな人生が保障される
それは決して甘やかしではない。人として当然の権利だ
俺たちは戦後何十年もかけて、そういう幸せな国を作ってきたつもりだ
頼むからこれからもそういう国で在り続けてくれ」
とりあえず震えて萎縮した母と自分を祖母が車で送ってくれた。
姉はその日は祖父母の家で泊まった
それから母は随分と大人しくなった。
客観的に見ればかなり異常な出来事だけど、自分の中では未だに祖父は勇者
私がいなくなったらどうなるか楽しみだわ」
と吐き捨てた姉に
「なら一度出ていってみれば?手頃な復讐にもなるし、
上手く事が運べば現状を打開できるかもよ」
と提案してみた
姉は本当に出ていった。僅かなお小遣いと服をリュックに詰めて窓から飛び出していった
姉には申し訳ないけど何が起こるかちょっとだけ楽しみで、ドキドキしながら母には黙っていた
フロに入ってさぁ寝ようかというタイミングで祖父母から電話がかかってきた。
姉を保護してるから来い、とのこと。
母にしてみれば寝耳に水だよね。祖父母の家は徒歩20分程度だったから、
夜中だったけど喚く母を宥めて祖父母の家に向かった。
祖父母の家には俯いて座る母と、いつもだったら寝ている時間なのに起きている祖父母がいた。
畦道に座り込んでいた姉に近所の役員が声を掛けて家に送り届けようとして、
家に帰りたくなかった姉は祖父母の家の住所を教えたらしい
大体の事情は姉から聞いていたようで、祖父は姉の発言の真偽を母に尋ね始めた
全て本当だったけど、次第に母の声は小さくなって発言には言い訳が混じり始めた。
「恵まれている状況を当たり前だと思ったら人は堕落する!」
と母が言い訳すると、祖父は台所に行った
戻ってきた祖父は包丁を持っていた。
状況を呑み込めない我々が茫然としていると、祖父は包丁を母に突き付けた
誰もその場から動こうとしなかった。
今から考えれば自分も大概だったと思う。まぁシんでもいいかなとか考えていた。
悲鳴をあげた母に祖父が淡々と諭したことが、今も心に深く残っている
うろ覚えで悪いけど
「夫が妻をなぐるもの、親が子供を餓シさせるのも、
嫁を義理の両親が酷使するのも、強※された女が責められるのも、昔は仕方のないことだった
今は違う。稼ぐ夫に負い目を感じたり、親の顔色を窺って怯えて過ごしたり、
なぐらないでくれてありがとうございます、
酷い目に遭わさないでくれてありがとうございます、
と義理の両親に媚びたり男にへつらう必要もない
人が人である限り、誰もが当たり前に穏やかな生活と幸せな人生が保障される
それは決して甘やかしではない。人として当然の権利だ
俺たちは戦後何十年もかけて、そういう幸せな国を作ってきたつもりだ
頼むからこれからもそういう国で在り続けてくれ」
とりあえず震えて萎縮した母と自分を祖母が車で送ってくれた。
姉はその日は祖父母の家で泊まった
それから母は随分と大人しくなった。
客観的に見ればかなり異常な出来事だけど、自分の中では未だに祖父は勇者
532 : 名無しさん@おーぷん 2016/01/26(火)15:47:28 ID:faK
おじいちゃんイケメンすぎかよ
抱いて
抱いて
533 : 名無しさん@おーぷん 2016/01/26(火)16:06:42 ID:AsW
苦労を尊んだり娯楽や利便を見下したり
善意を偽善と罵倒する奴は親や教師や上司になっちゃダメ
ブラック企業に放り込んで過労シさせるがよろし
善意を偽善と罵倒する奴は親や教師や上司になっちゃダメ
ブラック企業に放り込んで過労シさせるがよろし
534 : 名無しさん@おーぷん 2016/01/26(火)16:11:18 ID:faK
他人に苦労や不幸を強いる人って自分が率先して苦労しようとはしないからねぇ
536 : 名無しさん@おーぷん 2016/01/26(火)16:45:04 ID:cWd
色んな当たり前に守られて幸せに暮らしてきた人間が
「恵まれている状況を当たり前だと思ったら人は堕落する!」とかアホかと
そしたら「俺は当たり前を当たり前だと思ってない!いつも感謝してる!」
とか言い訳するんだろうけど、ロだけならいくらでも言えるからなぁ
「恵まれている状況を当たり前だと思ったら人は堕落する!」とかアホかと
そしたら「俺は当たり前を当たり前だと思ってない!いつも感謝してる!」
とか言い訳するんだろうけど、ロだけならいくらでも言えるからなぁ
みんなの反応
たぶん姉がそのまま行方くらましてたら
そのまま報告者が姉と同じ扱いされるようになってたと思う
おとなしくなったのも反省したのではなく祖父が怖いだけ
それでもよかったんじゃない?
報告者も結局は他人事だったし、気性は母親と似ているんだよ
姉が防波堤だったから自分は安全とのんきに暮らしていたんだろうな
そこに包丁必要?
報告者は全部冷静に理解しているから自衛できたと思うよ
どこのド田舎の話だよ
そういう奴等や地域は確かにあっただろうが女から見て
旦那>>祖父母>母親>息子>娘
こんな感じだぞ
長期間に渡る虐待を、たった一回の口だけの説得でなんとかなると思うの?
はいはい、日本中、いつの時代の事も何でも知ってるアンタは偉いよ、アンタが大将!
宿題破られたり、姉の愚痴を聞いて家出を勧めてみたり
母を宥めながら祖父母宅に引率してる時点で呑気には暮らせてないよ
この人もこの人で家族間の調整役として毎日精神を摩耗させてたんじゃないの?
姉は祖父母宅のままで祖父も一喝しなければ、この人が一生懸命母のご機嫌を取ることで
一見平穏に見える歪んだ家庭が出来上がったかもね
自分に主な被害が来なくても理不尽な親の怒鳴り声が毎日のように聞こえてくる環境じゃストレス貯まるよ
のんきになんか暮らせない
宿題破られるくらいだから母親の機嫌次第で自分まで被害来ることもあっただろうし
普通はそう考えるよね